いつかギリシャへ行くために

古代ギリシャの演劇や現代ギリシャ語を中心に、日々の学びや感動を綴ります。

ご無沙汰しております

Γειά σας !

こんにちは

ずいぶんと間があいてしまいました

皆様はいかがお過ごしでしょうか

 

私はといいますと前回書いたギリシア劇の勉強会を計画中の矢先、新型コロナウイルスによる影響で世の中がずいぶんと変わってしまい、情報や不安や生活の変化に振り回されることもたびたびありましたが

なんとか生きています

 

ノートルダム大聖堂首里城が燃えてから、行きたいところへはできるだけ早くいかなければと考えるようになったのですが、まさかこんなにどこへもいけない世界に直面するとは思いもよらないことでした

 

パンデミックは遠い昔の出来事ではなく、常に我々の身近にあるのですね

 

勉強会の開催を楽しみにしてくださっていた方々へ

もう少し世の中が落ち着きましたら開催に向けて動いていきますので、もうしばらくお時間いただけますと幸いです

 

しかしながら今回のコロナ問題を受けて

国内・海外の舞台の映像が自宅で楽しめるようになったり、

これまでは現地へいかなければ参加のできなかった勉強会がオンラインで開催されたりと、

おひとりおひとりのアイディアや努力によって、自宅で学べる・楽しめるコンテンツが増えたことは事実であり、本当にありがたく思います

 

今こそ学びを深めていくとき!とがんばって勉強を続けておりますので、今後ともよろしくお願いいたします

 

 

ギリシャ劇の勉強会

ヤサス

最後に更新してからずいぶんと時間が空いてしまいました…

だいぶ冬らしい寒さになってきましたね

私にとって今年の冬は本当にあっという間に半分くらい過ぎてしまって、

そんな中でバレエの作品や演劇のセミナーへの出演もさせていただけて、大変ではありましたがとても充実した日々でした

 

また、福岡県ゆかりの画家さんたちのことを勉強していくなかで、独学でずっと画業を続けてこられた方々の作品に感銘を受け、私自身も美術教育を受けてはいないなかで、それでもなにかを産み出し続けたいという思いが一層強くなりました。

ときどきSNSにも写真をアップしていきますので、もしも好きだと思っていただけるものがありましたら、いいねやコメントなどいただけますと励みになります

 

―――

少し前から考えてはいたのですが、

古代ギリシャ劇の勉強会を来年から開催できたら…

という思いを今めぐらせています

 

勉強会といっても、堅苦しいものではなくて、まずはご参加いただいた方々と一緒に戯曲を声に出して読んでみて、そこから色々お話を膨らませていけたらなと

 

古代ローマの時代にはセネカらによって読むための戯曲が好んで書かれていたそうですが、

やはり戯曲というのは上演のために書かれていて、人の身体を通してはじめてわかることもたくさんあるので、

一緒にその体験を共有してくださる方々とお会いしていけたら…とても嬉しいです✨

 

まだ決定ではありませんが、

まずは「メデイア」を読んでいこうかなと考えています

 

イアソンという青年を助け、自身の国を捨てて彼の妻となった王女メデイアは、戯曲のなかではどのように描かれているのでしょうか?

 

次回の更新ではギリシャ神話のイアソンとメデイアの物語をご紹介していきます

 

エフハリスト

ヤサス

すぐに使える現代ギリシア語

こんにちは☀️

 

ようやく秋の繁忙期前半戦を終えて、ひと息つくことが出来ました。。。

 

本当は英語の試験も近いのでもっと勉強したかった期間だったのですが、想像以上に疲労が溜まってしまって、

美味しいもの食べたり、ひたすら寝たり、遊びに行ったり、自分に優しい時間を増やしてやっとバランスがとれたかな。。。と🌱

 

夏から秋に移り変わって身体も変化を受けやすい時期なので、もう少し意識してゆっくりとした時間を過ごしていこうと思います

 

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今日は気楽に、実際にギリシアに行ってすぐに使えた現代ギリシア語の挨拶をご紹介します☺️

 

文字ではお伝えしづらいのですが、発音も日本語に近いのですぐに覚えられますよ🎵

 

ヤサス  

こんにちは

Helloくらいの挨拶です

別れの際にもgoodbyeの意味で使えます

 

ヤス

ヤサスと同じ使い方で、こちらのほうがもう少し軽い表現です

 

カリメラ

おはよう~こんにちは

朝から昼すぎまでの挨拶🌞

後ろにサスをつけて、カリメラ サスにすると少し丁寧な言い方になります

 

カリスペラ

こんばんは

昼すぎから夜までの挨拶🌛

こちらも後ろにサスをつけて、カリスペラ サスという言い方ができます

 

エフハリスト

ありがとう

どこの国でも「ありがとう」はすぐに使えて、お互い笑顔になれる言葉ですね💝

はじめはドキドキしたのですが、発音を教えてもらいながら使ってみるのはすごく楽しかったです!

 

パラカロ

pleaseの意味で覚えていたのですが、

どういたしましての意味でも使われることを現地のホテルの方に教えてもらいました🌟

エフハリスト ( ありがとう)

パラカロ ( どういたしまして)

のやり取りを何度もしました😊

 

エナ カフェ パラカロ

Coffee, please.(コーヒーを一杯ください)

ここでのパラカロはpleaseの意味です。

 

挨拶ではありませんが、

レストランや喫茶店でコーヒーを注文したいときにぜひ使ってみてください💕

 

ギリシアの数字の数え方は

1.エナ

2.ジオ

3.トリア

と続きます。

 

そしてカフェはコーヒーのことです☕️


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ギリシアのコーヒーは粉末のコーヒーと水を小さなコーヒー用の鍋にいれて作られ、飲むときは下に粉が沈むのを待ってから上のほうを飲みます。

 

だいたいカップの下半分くらいは粉が溜まって、うっかり飲みすぎてしまうとすごく苦かったですw


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アイスコーヒーはこんな感じで出てきました(写真奥)

 

もしギリシアに行かれる際はぜひ本場のグリークコーヒーを🎶

 

(ちなみに日本で主流のドリップ式のコーヒーやアイスコーヒーもお店によっては出してもらえました)

 

ギリシアの観光地ではほとんどの方が英語を流暢に話していて、看板にも英語が表記してあるので、ギリシア語がわからなくても困ることはほとんどなかったのですが、

せっかくなら現地の方と現地の言葉で話す楽しみも味わっていただけたら幸いです☺️💕


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(↑こちらはギリシアの首都アテネの表記です)

 

 

現代ギリシア語の挨拶を覚えるならこの2冊がオススメです📚️

三修社「ゼロから話せる現代ギリシャ語 会話中心」福田千津子著

JTBパプリッシング「ひとり歩きの会話集28 ギリシア語」

 

「ひとり歩きの~」は薄くて軽いので実際に現地を歩く際にも持ち歩いていました🌟

「ゼロから~」は持ち歩くのには向きませんが表記が見やすいので、事前に読んでおくと色んな知識も得られてよかったですよ🌳

 

 

ひとまず今日はここまで

読んでくださってありがとうございました😊

アテネ・エピダウロスフェスティバル

こんにちは☀️

 

ブログを書き出して早々に仕事の繁忙期にぶつかってしまいました。。。

後程加筆修正するかもしれせんが、ひとまず更新してみます…!

 

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今回は旅の一番の目的であった、

アテネエピダウロスフェスティバル」についてお話したいと思います✨

 

アテネエピダウロスフェスティバル」とは―

アテネアクロポリスにあるイロドアティコス音楽堂( Ωδείο Ηρώδου Αττικού )ペロポネソス半島にあるエピダウロスの古代劇場( Αρχαίο Θέατρο Επιδαύρου )を主な会場として、国内外から演劇・ダンス・音楽・アートなど様々なジャンルの集う1955年から開始された芸術祭で、毎年6月~8月頃に開催されています。


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エピダウロス劇場


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イロドアティコス音楽堂

 

最大の魅力は古代の遺跡で生の芸術を味わえること🌟

 

劇場は紀元前4世紀、音楽堂は2世紀に建てられたもので、どちらも野外で天井がないので視界には遠くの景色や広々とした空、月明かりまで入ってきます🌙

 

そして目の前で繰り広げられる素晴らしい演奏やお芝居……✨

 

全てが終わったあとの一体感と高揚感はまさに格別な体験でした💖

 

http://greekfestival.gr/

フェスティバルの公式サイトはコチラです

 

私は英語とGoogle翻訳を駆使して読みました(笑)

写真も沢山あるのでそれだけでも楽しんでいただけたらと思います…!

 

そしてご興味が湧いたら!ぜひ、現地へ……!

ギリシャの夏は日本と違って雨が少なくカラッとしているので、日本からでも安心して野外の解放感や自然の美しさ、多彩な芸術を楽しみに行けますよ🎶

 

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本当はもっと色々お伝えしたいのですが、ひとまずこれで☺️

 

読んでくださってありがとうございました!

 

ブログ、始めました。

はじめまして

こんにちは

 

今回が初の投稿となります。

このブログでは、今年の夏に行ったギリシャでのことや、それに向けた準備、関連図書などをご紹介いたします。

 

また、日記としても活用していきたいと思いますので、演劇/バレエ/美術/読書/ピアノ/英語など、興味の深い事柄についてもお話していけたらと考えています。

 

まずは自己紹介として、

「なぜギリシャをブログの主軸に置いているのか」

ということをお話ししたいと思います。

 

私が初めてギリシャに魅力を感じたのは、中学生のときでした。

図書室に置いてあったギリシャ神話の本を手に取り、1冊借りて読んでみたところ完全に魅了されてしまい、その後は次々にギリシャ神話のお話を読み進めていきました。

 

高校生になってからはさらに図書室に毎回通うようになり、月に20~30冊は借りて読んでいたと思います。その中心はやはりギリシャ神話。この頃初めて現代ギリシャ語のテキストを買って勉強していたのも思い出深い出来事です。

また、以前から興味のあった演劇への思いも強く、ギリシャ神話をもとに戯曲を書いていました。しかしながら私の通っていた高校に演劇部はなく、興味のある生徒も周りにおらず、教員の理解も得られず、強い興味を圧し殺したまま高校時代を終えました。

 

大学では演劇、デザイン、建築、英語など幅広く学べる学科を選び、特に演劇の上演に力を入れていました。

そして卒業論文のテーマに選んだのはギリシャ悲劇。アイスキュロスソフォクレスエウリピデスの「エレクトラ」に関する物語の比較を試みました。

卒業論文に関しては深めることの出来なかった後悔がいまだに強く、いずれ書き直したいと思っているくらいなのですが…)

 

現存する三者の作品の中で唯一共通するテーマが「エレクトラ」であったのが選んだ理由でした。

 

高校時代からギリシャ行きを思い描いていた私でしたが、ちょうどその頃にギリシャ経済の崩壊、それに伴う治安の悪化などがあり、(もともと海外旅行すら縁のない家庭でもあったため)その思いは長く先伸ばしにすることにしました。

 

そして念願叶ったのが今年。

2019年の6月でした。

 

このように、10年以上の長い思い入れの末に叶ったギリシャ行きであっただけに、感動も大きく、

ギリシャのこと、神話のこと、演劇のことをもっと多くの方に知ってもらいたい、と思うようになりました。

 

そこには自分と同じ角度からギリシャへの思いを抱く方が周囲におらず、好きなことを思い切り話せる相手が欲しいと長らく思っていたこと、

また、いざギリシャ行きを決意したあとになかなか有益な情報を得られなかった(ネットにある情報は古いものがわずかにあるだけで、最近の情報を得ることが難しかった)ことも関係しています。

 

古代ギリシャは演劇の起源ともなった場所で、今から2,000年以上も前に書かれた戯曲がいまだに最高傑作の地位を保ち続けています。

その他医学・数学・哲学・建築・美術など様々な分野がこの文明を基盤とし、

古代ギリシャが衰退したあとも古代ローマの人々は奴隷となったギリシャ人を家庭教師におき尊敬の念を持ち続けていたそうです。

その後のヘレニズムは仏教にも影響を与え、ガンダーラ美術の誕生により今日の仏像があります。

そう考えると日本も大いに関係の深い文明である、という魅力もあるのです。

 

そして「古代ギリシャと現代ギリシャは全く別の国であるといっても過言ではない」という事柄についてもいずれきちんとまとめて、現代ギリシャの魅力と合わせてご紹介していけたらと思います。

 

……

 

長くなりましたが、以上のような経験や思いから開設に至ったブログです。

 

これから何卒よろしくお願いいたします。

 


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