いつかギリシャへ行くために

古代ギリシャの演劇や現代ギリシャ語を中心に、日々の学びや感動を綴ります。

共同ブログ準備中です

ヤ ス !

こんにちは

 

いかがお過ごしですか?

 

福岡も12日から緊急事態宣言が発令され、今や非日常が日常となっています。

 

皆様もおからだ十分ご自愛くださいね

 

 

ギリシア演劇勉強会も4月にやっと第1回が始まり、

第2回目の今月も会場を予約して感染症対策にも配慮しつつ準備を進めていたのですが、

宣言発令で急遽、これまでご参加いただいた方々対象のオンライン開催に移行しました。

 

まだしばらくは一進一退が続きそうな状況ですが、

色々な方法を試しつつ、「あぁ、色々挑戦して良かったなぁ。楽しい1年だったなぁ」なんて思えるような年にしていけたらいいなと思います!

 

そして最近は、ギリシャの友人クリスさんとの共同ブログの準備を進めています。

もうすぐ公開できそうなところまでは来ているので、スタートしましたらそちらもぜひよろしくお願いいたします!

 

こちらは、普段私たちがやり取りをしている中で、自分にとっての当たり前の日常が相手にとってはものすごく新鮮で魅力的に映ることがたくさんあって、

例えば食事だけでもお互い知らない料理が山ほどあって、写真を見せ合っては「いつか食べてみたいなぁ」なんて会話がものすごく楽しいので、

 

ギリシャには、日本には、こんなものがあるんだよ!こんなに面白い国なんだよ!と、

互いの友人たちにも知ってもらいたいね、というところから始まっています。

 

簡単には旅行もできない今だからこそ、いろんな角度からワクワクを見つけていけたらなと思う今日この頃です。

 

準備頑張ります笑笑

 

ではまた!

 



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サマータイム☀️


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こんにちは

 

桜の綺麗な季節になりましたね🌸

 

今年は友人とお花見!

 

…というわけにはいきませんでしたが、

よくお散歩に行く公園にも綺麗な桜が咲いていました。

 

季節がどんどん変わっていきますね

 

ヨーロッパでは3月28日からサマータイムが始まったようです。

3月28日(最終日曜日)AM1時になったら、時計をAM2時にかえる、ということらしいです。

 

通常日本とギリシャの時差は7時間で、日本で「おはよう」という時間にギリシャは「おやすみ」を言う感じです。

そしてサマータイムが始まると時差は6時間に縮まります。

「おはよう」と「おやすみ」は重なりづらくなりますが、時間の計算は楽になりますねw

 

サマーといっても3月末から10月末まで続くので7ヶ月間、

一年の半分以上はサマータイムというわけです。

 

残念ながらもうしばらくは海外旅行には行けそうにありませんが、

今出来ることをひとつひとつ頑張っていきたいなと思う今日この頃です。。。

 

ではまた!

 

 

ギリシア演劇勉強会

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Γεια σας!

こんにちは!

 

前回の記事に大切なことを書くのを忘れていました。

最近の出来事として大切なこと、それは、

 

ギリシア演劇勉強会」を始めました!!

 

ずっとずっとやりたいなぁと思ってはいたのですが、

コロナウイルスの流行や自分自身の忙しさでなかなか踏み切れず、

今年になってようやくスタートすることができました。

 

と言いましても、本格的なスタートは4月を予定しているのですが、

その前にお試し企画として、2月に2回プレ勉強会というのを行いました。

 

ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました!!

 

この2回は主に歴史や神話のご紹介がメインになりました。

まだまだ慣れない部分も多くありましたが、少しずつ改善していけるよう頑張りますので、

これからも何卒よろしくお願いいたします。

 

そして、4月の勉強会ではソポクレス「オイディプス王」のご紹介を予定しています。

まだ日程は準備中ですので、決まりましたらお知らせいたします。

 

(福岡市内での開催を予定しております)

 

 

できればホームページを準備したいなぁと思ってはいるのですが、

いつになるかは未定ですw

 

まだ1人でやっているので少しずつ、進めていきます。

 

福岡で戯曲を定期的に勉強できるところってなかなかないなぁ。。。

という長年の悩みから始めた勉強会なので、若い役者さんたちにもご参加いただけるようになっていけたら嬉しいです。

 

最初のうちはギリシア悲劇の有名どころから入っていきますが、いずれはのちの時代のギリシア演劇のリメイク作品にも触れていきたいです。

 

残念ながら私はプロの研究者ではないのでお伝えできる内容にも限りはありますが、

回を重ねていくことで幅も広がっていくと信じて頑張りますので、

一緒に楽しく学んでいきましょう♪

 

ではまた!

noteをはじめました

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Γεια σας!

こんにちは🌞

またまたずいぶんと間が空いてしまいました(苦笑)

 

こんなに毎回間が空いているのに、いつも一定数のアクセスをいただいていて、本当にありがたい限りです。

 

「毎回書きたい気持ちはあるのに書けない…!そしてその原因は……

参考文献を意識し過ぎだから!!」

と思い至った私は

タイトルの通り

noteをはじめました(笑)

 

https://note.com/miyuki_ando/n/nc18fce0549f6

↑note初の投稿はこちらです。

 

今後は参考文献等の必要なしっかりとした記事はnoteへと移し、

日常の中の語学学習やお伝えしたい情報等をこちらに書いていくことにします。

(毎回何かを始めようとすると忙しくなって続かないループに陥っているので、今回こそは続けていけるよう頑張りますT T)

 

ーー

更新の出来なかったここ半年の出来事としましては、

HelloTalkという言語交換アプリを始めたところ、

日本語学習中のギリシャ人の友人ができ、

たまたまその友人がギリシャ語を教えるための教育を受けていたそうで今はZoomを利用して現代ギリシャ語の個人レッスンをしてもらっています。

いつも忙しい中宿題を作ってくれたり、本当に感謝しかありません。

 

HelloTalkに始めて登録をしたときには英語を選んだので(無料版なら1言語、有料版なら3言語選ぶことができます。私はずっと無料版を利用しています。)

出会い目的のようなメッセージばかりきてしまって怖い印象を受けたのですが、言語をギリシャ語にした途端にそういったメッセージは来なくなったのでこれはマイナー言語のメリットだなと感じましたw

そういったこともあるので利用には注意も必要ですが、本当に真剣に日本語を学んでいる人に出会えたときにはとても嬉しく、会話も弾みます。

 

そして、

今年初めてギリシャ語能力検定試験への申し込みもしました。

年に一度しかないこの試験は、申込書がいきなり全文ギリシャ語という、英検やTOEICしか受けたことのない私には凄まじいハードルの高さだったのでのが、日本試験センターさんが日本語訳も用意してくださっていたので、なんとか申し込みを終えることができました。

 

残念ながら5月に予定されていた試験は10月に延期となったのですが、正直まだスピーキングや作文など自信がなかったので、

この延期された期間を大切に使って、合格を目指したいと思います!

 

ではでは今回はここまでです。

お読みいただきありがとうございました!

 

 

 

 

アイスキュロス『縛られたプロメテウス』

お元気ですか?

 

近頃はまた新型コロナウイルスの感染者数も増加してきていて、

まだまだ以前のような日常とは違った日々が続いていますね。。。

その上さらに熱中症にも注意が必要という。。。

 

こういった日々とどう向き合うかは本当に悩みの尽きぬ状況ですが、

私としては、今こそ「爪を研ぐとき」ではないかと考えております。

 

そこで、現存するギリシア劇についての情報を1作品ずつ、この場に書き留めていくというチャレンジをこれから始めてみようと思います!

 

わけあって今は参考資料が手元に少ないので、

記事公開後も随時情報を加筆修正していく形をとっていく予定です。

 

最終的にはできた記事をもとに勉強会を進めていけたらいいなと思っておりますので、

こんなことが知りたい!というご要望もお待ちしております!

*****

 

さて、今回は

アイスキュロスの『縛られたプロメテウス』を扱います。

 

古代ギリシアの演劇は演劇祭の場で上演されていました。

現存する作品はすべてアテネの演劇祭で上演されていたものです。

 

大ディオニュシア祭(市のディオニュシア祭)と呼ばれる演劇祭では悲劇が中心となっており、

3人の作家が各々悲劇3本+サテュロス劇1本を上演しました。

ちなみに喜劇はペロポネソス戦争前と戦中で作品数の変更があったらしく、戦前は5人の作家が各1本、戦中は3人の作家が各1本作品を上演したそうです。

 

アイスキュロスはこの悲劇3本を「3部作」としてつくっており、

『縛られたプロメテウス』もプロメテウス3部作のうちのひとつと推定されていますが、他2作は現存していないため、内容に関しては憶測の域を出ないようです。

 

山形治江さんの著書には以下2種類の順序が考えられるとありました。

(参考文献は記事の一番下にまとめていきますのでぜひご参照ください。)

第一『(天上から)火を運ぶプロメテウス』

第二『縛られたプロメテウス』

第三『解放されたプロメテウス』

 

第一『縛られたプロメテウス』

第二『解放されたプロメテウス』

第三『(和解の)火を運ぶプロメテウス』

 

短いですが本日はいったんここまでとさせていただきます^^

神話や梗概など書きたいことは山ほどあるのですが、

一気にまとめようとすると続かないので・・・苦笑

少しずつ情報を追加していきますのでどうかお付き合いくださいませ

 


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画像はディオニュソス信者の女性です。

古代ギリシャ美術をペン画で再現する取り組みの2作目として描きました。

(前回はオリジナル要素も取り入れましたが今回はできるだけ本物に近づけてみました。)

実際に描いてみると、ものすごく繊細で無駄のないデザインで、こんな素晴しい絵が遥か昔に生み出されていたことにただただ驚くばかりです。

 

ではまた!

Γειά χαρά ! 

___

参考文献

山形治江著『ギリシャ劇大全』論創社

・『ギリシア悲劇アイスキュロス筑摩書房 『縛られたプロメテウス』呉茂一訳

 

ペルシア人たち

Γεια σας ! 

Πώς είσαι ;

 

こんにちは🌻

お元気にお過ごしでしょうか?

 

私は引き続き、ギリシア劇と現代ギリシア語、古典ギリシア語を味わっているところです✨

 

最近は「Hello Talk 」というアプリで、日本語を勉強しているギリシア語ネイティブさんたちとメッセージをやりとりしたり、

(今はまだ、1割ギリシア語/ 1割日本語/ 8割英語くらいの割合です😅) 

 

古川晴風

ギリシャ語四週間』

株式会社大学書林

こちらの書籍で古典ギリシャ語を勉強&練習したり、

 

小林標

『ローマ喜劇 知られざる笑いの源泉』

中公新書

 

ギリシャ劇から発展してローマ喜劇などにも視野を広げているところです🌞

 

(↑このあたり、沢山の方々に情報をいただいてチャレンジしていることばかりです😄

いつもありがとうございます💗) 

 

そして、

近頃一番心動かされたのが、

史上初、ギリシャエピダウロス劇場からライヴストリーミングで世界に配信された、

ギリシャ国立劇場さんによる

アイスキュロスペルシア人』✨

 

今年はサラミスの海戦から2500年目にあたる年だそうで、それを記念しての公演でした。

(観る前に書いておけばよかったよかったですね…😱) 

 

今年はきっと例年以上の苦労を重ねられたことでしょうが、素晴らしい舞台を、本当にありがとうございました。

 

衣装や演出の工夫も面白く、

なによりあの上演中の空気感…

あまりにも多くの死に直面せねばならなかったペルシア側の人々の嘆きは、その後も繰り返されていく戦争や大きな災害、今の世の中とも重なって見えてしまって...

 

本当に今あの作品を観られたことを嬉しく思います

 

。。。。。

 


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最後に、↑こちらは約1ヶ月かけて鉛筆と消しゴムで描いたディオニュソス劇場です🍇✨

今と古代を繋いでくれる、素晴らしい遺跡です✨

 

ではまた💫

Γεια χαρά !

古典ギリシア語の勉強、スタートしました📙

Καλημέρα σας☀️

 

タイトルの通り、古典ギリシア語の勉強スタートしました✏️📙

 

いつかやろういつかやろうと思いながらなかなか手が出せずにいたのですが、

「やっぱりギリシア劇を知るには原文に触れないわけにはいかない!」という思いが高まって、ようやっと重い腰をあげたところです😅

 

幸い現代ギリシア語を約2年程独学でやっていたこともあり、ギリシア文字や活用などは全然抵抗なく進めていけるので、やっぱりこれまでやってきたことは無駄じゃなかったなぁと実感🌼

 

ただ現代ギリシア語と古典ギリシア語は違う部分も沢山あるので、頭の中で混ざってしまわないよう気をつけたいところです。

 

最近、このブログへのアクセス数がすごく伸びていて、本当にありがたい限りです✨

反面、しっかり書こうと固くなりすぎてかえって全然更新ができなくなってしまう悪循環に陥ってしまっていたので、今後はもう少し気軽に、Twitterの延長のような感じで情報を発信していけたらと思います☺️

 

私みたいに、いつか勉強したいと思いながらなかなかその一歩が踏み出せないという方もいらっしゃると思いますので、

一緒に初心者からスタートしてみましょう❤️

 

―――

 

以前このブログにイアソンとメデイアのお話を紹介しますと書いて、実は下書きに途中まで入れてはいるのですが、間違った情報をお伝えしたくないという気持ちもあってまだ投稿できずにいます。。。

 

中学~高校時代に沢山ギリシア神話の本を読んできたので、基本的な内容はほぼ頭に入っているのですが、

 

古代ギリシア劇以前の神話か以後の神話かで内容が変わってくる」ということに最近気づき、この辺りもう少し詳しく調べてからお伝えできればと思っているところです!

 

というのも、私がこれまで読んできたギリシア神話の本はソポクレスやエウリピデスの書いたギリシア劇の内容が反映されたものが多く、それまでの神話とは印象の違うものになっているのです。

 

わかりやすいのは前述の『メデイア』で、

エウリピデスはメデイアを夫への復讐のために自分の子供を殺してしまう激情の人物として描いていますが、

それまでの神話にはメデイアが子供を殺すような話はないそうなのです!!!

 

面白いですね✨

 

ギリシア劇を読み込んでいくことで神話がどのように受容され、書きかえられていったのかも知ることができるということです🍎✨

 

私はまだその読み込みが浅いので、今後深めていくなかでわかった面白いお話などを書き留めていければと思います。

 

 

 


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画像は古典ギリシア語の「馬」という名詞の曲用(語尾の変化)を書いたものです🎠✨

 

変化の仕方も色々あるので、ゆっくり、されど急ぎ足でこれから学んでいきます🐎🐎🐎✨

 

ではまた🌞

Γειά σας🐈️